鉄骨の製作時塗装はどこに外注する?ファブ・配管製作会社のためのブラスト・塗装外注ガイド【岡山】
2026-10-28
「製作した鉄骨の塗装を、まとめて任せられる外注先が見つからない」 「ブラスト屋と塗装屋に別々に出していて、運搬と工程調整に手間がかかりすぎる」
鉄骨製作会社(ファブ)や配管・製缶会社にとって、製作後のブラスト・塗装工程は、自社で設備を持たない限り外注に頼らざるを得ない工程です。 そして、この外注の組み方しだいで、納期・品質・コストは大きく変わります。
この記事では、
- 製作時塗装の基本工程(原板ブラスト・製品ブラストの違い)
- 外注先を分けると起こる3つの問題
- 外注先選定のチェックポイント
- 岡山エリアでの外注という選択肢
を、鋼材のブラスト・塗装を一貫で請け負う専門業者の視点で解説します。
製作時塗装の基本工程
工場で製作される鉄骨の塗装は、おおむね次の流れで進みます。
- 素地調整(ブラスト): 鋼材表面の黒皮(ミルスケール)・サビを除去し、塗料が密着する素地をつくる
- 防食下地・下塗り: 仕様に応じてジンクリッチペイントやさび止めを塗布
- 中塗り・上塗り: 設置環境に応じた塗装系で塗り重ね(現場で上塗りする場合もある)
- 乾燥・検査・出荷: 膜厚検査などを経て現場へ
原板ブラストと製品ブラストの違い
ブラストのタイミングには2通りあります。
- 原板ブラスト: 加工前の鋼板・形鋼の段階でブラストし、プライマー(一次防錆)を塗っておく方法。効率よく処理できるが、その後の切断・溶接部は再処理が必要
- 製品ブラスト: 溶接・組立まで終えた製品の状態でブラストする方法。溶接部・加工部まで含めて均一に処理でき、重防食塗装(C-5系など)の前処理はこちらが基本
どちらが適するかは、部材の形状・塗装仕様・工程計画によって決まります。 C-5塗装系のようにSa2.5の素地が求められる案件では、製品ブラストの品質がそのまま塗装系全体の性能を左右します。
ブラストと塗装の外注先を分けると起こる3つの問題
① フラッシュラストによる手戻り
ブラスト直後の鋼材は非常に活性で、数時間で薄サビ(フラッシュラスト)が発生します。 ブラスト業者から塗装業者へ運搬・待機している間にサビが出れば、再ブラストの追加費用と工程遅延が発生します。 とくにジンクリッチペイントを使う仕様では、サビ層があると犠牲防食の性能が出ないため、妥協ができません。
② 運搬費・保管費・調整工数の積み上がり
製作工場 → ブラスト業者 → 塗装業者 → 現場と工程が分かれるほど、横持ち運搬費と各社の保管費、そして工程調整の手間が積み上がります。 この間接コストは見積書の単価には表れにくく、総額とリードタイムを静かに押し上げます。
③ 品質責任の分断
塗膜に不具合が出たとき、素地調整が原因か塗装が原因かの切り分けは容易ではありません。 外注先が分かれていると責任の所在が曖昧になり、改修費の負担交渉に時間を取られることになります。
この3つはすべて、ブラストから塗装までを同一拠点で行える外注先に集約することで構造的に解消できます。
外注先選定のチェックポイント
- ブラスト設備と塗装設備が同一工場内にあるか(フラッシュラスト対策の決定打)
- Sa2.5(1種ケレン相当)の品質管理ができるか: 重防食仕様の案件を任せられるかの分かれ目
- 研削材・工法の選択肢: 部材・仕様に応じた使い分けができるか
- 引き取り・納品の運搬体制: 自社トラックがあれば横持ちの手配が不要になる
- 保管ヤードの有無: 現場の受け入れ時期に合わせた出荷調整ができるか
- 対応ロットの柔軟性: 大口だけでなく、追加部材1本・手直し品にも応じてくれるか
- 繁忙期の対応力: 納期が集中する時期に受けてもらえる関係を築けるか
単価の安さだけで選ぶと、運搬・手戻り・調整工数で逆転されます。 工程全体のリードタイムと総コストで比較することをおすすめします。
岡山エリアで外注するという選択肢
岡山県は、水島コンビナートを抱え、鉄骨・配管・製缶の製作会社が集積するエリアです。 県内にブラスト〜塗装を一貫対応できる外注先を持つことには、次のメリットがあります。
- 横持ち運搬が短距離で済み、運搬費とフラッシュラストのリスクを抑えられる
- 急な追加部材・手直しにも日単位で対応してもらえる距離感
- 現場(県内・近県)への直送で、製作工場に戻さず納品できる
「製作は自社、ブラスト・塗装・現場納品は外注」という分業が、地元で完結する体制です。
カイシン工業は製作鉄骨のブラスト・塗装の一貫外注先
岡山県倉敷市の株式会社カイシン工業は、鉄骨製作会社様・配管製作会社様からのブラスト・塗装外注を、一貫体制でお受けしています。
- 特許登録済みのマルチメディア・ブラスト工法®(特許第7776072号): 全研削材・全工法対応で、Sa2.5相当の素地調整から仕様に応じた塗装まで同一工場内で完結。フラッシュラストの手戻りがありません
- 引き取り、ブラスト、塗装、保管、現場納品まで自社トラックでワンストップ: 横持ちの手配が不要になり、従来比60%のコストダウンと最短7日での納品を実現
- 鉄骨・配管1本から対応: 追加部材や手直し品だけのご依頼も歓迎です
- まとまった数量はトン単価でのお見積りにも対応します
「ブラストと塗装の外注を1社にまとめたい」「定常的に出せる外注先を岡山県内で探している」という製作会社様は、ぜひ一度ご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q. どのくらいのサイズ・重量まで対応できますか?
A. 部材の寸法・重量・数量をお知らせいただければ、対応可否とあわせてすぐに回答いたします。まずは図面か概要をお送りください。
Q. 継続的な取引(毎月の定常ロット)にも対応できますか?
A. はい、対応可能です。数量と時期の見通しを共有いただければ、工場の処理枠を計画的に確保し、安定した納期でお受けします。
Q. 仕様書で指定された塗装系(C-5など)に対応できますか?
A. はい。Sa2.5相当の素地調整から、仕様に応じた塗装系まで対応します。仕様書をお送りいただければ、施工計画とお見積りをご提示します。
Q. 運搬はどこまで対応してもらえますか?
A. 引き取りから、ご指定の現場・工場への納品まで自社トラックで対応します。保管が必要な場合は、出荷時期の調整も可能です。
Q. 急ぎの案件はどのくらいで仕上がりますか?
A. 内容によりますが、ワンストップ体制により最短7日での納品が可能です。納期が厳しい案件こそ、お早めにご相談ください。